✨ 100均で出会った外国人の話 ✨
100均で買い物をしていると、
外国の方に『この商品はどこにありますか?』と尋ねられました。
興味が湧いて『何に使うんですか?』と聞いてみると、
『ベッドにスマホを貼り付けるために、マジックテープを探しているんです』 とのこと。
『なるほど!確かに、高齢者はベッドの上でスマホを使うとき、落としやすいし、支えるのが大変だから便利かも?』
と感心しました。
「へぇ、日本の100均アイテムって、そんな風に使われるんだ!」 と感心しました。
実は私も介護をしているので、 「それならペットボトルオープナーも便利ですよ!」 と思わず紹介してしまいました。
そこでふと疑問が湧きました。 「そもそも日本の介護と海外の介護って、何が違うの?」
【日本の介護】
日本では、介護は 家族が担うのが一般的 です。
公的介護サービス(特別養護老人ホームやデイサービス)もありますが、 入所待機者が多く、費用面の負担も大きい ため、 結果的に家族が主な介護者になるケースが多くなっています。
なぜ日本では家族介護が主流なのか?
- 伝統的な家族観:「親の面倒は子どもが見るべき」という考えが根強い。
- 高齢化の進行:65歳以上の人口が28%以上(総務省 2023年)
- 介護施設の不足:特別養護老人ホームの待機者は全国で約29万人(厚生労働省 2022年)
介護サービスはあるものの、すぐに利用できるわけではなく、 自宅介護が一般的になっています。
【海外の介護】
アメリカ
- 介護はプロに任せるのが標準
- 老人ホームやナーシングホームが主流
- 施設費用は高額(月100万円以上)
- メディケアやメディケイド(公的医療保険)があるが、カバー範囲は限定的
アメリカでは介護は「家庭でするものではなく、専門家が行うもの」と考えられています。 ただし、施設に入るには 高額な費用 がかかるため、 低所得者層は十分なケアを受けられないことも。
ヨーロッパ
- 北欧は充実した福祉制度でほぼ無料の介護サービス
- 南ヨーロッパ(イタリア・スペイン)は家族介護が中心
- 介護サービスは国によって格差が大きい
特にスウェーデンやデンマークなどの北欧諸国では、 税金によって手厚い介護支援が受けられる ため、 公的施設の利用が一般的です。
中国
- 日本と同じく家族介護が基本
- 公的介護サービスはまだ発展途上
- 介護労働者の確保が大きな課題
中国では「孝(親孝行)」の文化が強く、 家族が親を介護するのが当たり前と考えられています。 しかし、高齢化の加速により、今後は介護サービスの拡充が求められています。
【日本の介護グッズ、海外でも活用できる?】
この違いを見て思ったのですが、 「日本の介護グッズって、海外の家庭介護にも役立つのでは?」
友人のエピソード
先日、アメリカの友人に ピルカッターというお薬を半分に出来るカッター をプレゼントしたところ、 「こんな便利なものがあるなんて知らなかった!」と驚かれたそうです。 海外では処方された薬をそのまま飲むことが多いですが、 高齢者は「薬を割るのが大変」「飲み忘れが多い」と悩むこともあります。 日本のこのようなアイディア商品は、安価で機能的だからこそ、こうした海外でも重宝されるのかもしれません。
日本の介護グッズが海外で役立つ理由
- 低コストで手に入りやすい(アメリカやヨーロッパの介護用品は高価)
- 日本のものづくりは細やかな気配りがある(高齢者が使いやすい設計)
- 軽量&コンパクトで持ち運びやすい(海外製品は大きめなものが多い)
おすすめの介護グッズ
商品名 | 用途 | 海外での活用例 |
---|---|---|
ペットボトルオープナー | 握力が弱い人でも簡単に開けられる | 高齢者のいる家庭、関節炎の人にも◎ |
滑り止めシート | お皿やコップの転倒防止 | 介護施設での食事補助に便利 |
圧縮袋 | 衣類を小さく収納できる | クローゼットが狭い家や旅行時に活躍 |
長い靴べら | 腰を曲げずに靴を履ける | 欧米の高齢者にも人気 |
折りたたみ杖 | 持ち運びしやすく、旅行先でも便利 | 外出好きなシニアにおすすめ |
きっと「こんな便利なもの、こっちにはないよ!」って驚かれるかもしれません。 そして、もしかすると 身の回りにある何気ないアイテムが、意外な場面で役立つこともあるかもしれませんね。 新しい便利グッズに出会える楽しみを、ぜひ感じてみてください!🌿

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